食育

   我が家流食育

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食育ということを強く意識しながら育児をしたことはないけれど、
私のおなかに待望の赤ちゃんが来てくれたときから、食事には
とても興味を持つようになりました。

妊娠中は体重が増えすぎないように、和食中心の食事にし、
赤ちゃんがアトピー性皮膚炎などのアレルギーにならないように、
卵、牛乳、大豆製品もなるべくとらない様に心がけていました。

母乳も良く出て、2600gと小さく生まれた娘もすくすくと大きくなってくれて、
心配していたアレルギーもなく成長してくれました。

しかし…、離乳食を始めたころからぱったりと食欲がなくなり、
体重も全く増えず…。

「おっぱいをやめれば食欲がでるよ」というアドバイスで
徐々に減らしていったものの、全く食べる意欲はないままで、
1歳から1歳8ヶ月のころまで身長は伸びているけれど、
体重は全く増えず、8.5kgのまま。

周りの家族や知人などからも
「子供らしくスリムになったね」という言葉も
私の一番のストレスになって一時は私の方がノイローゼ気味でした。

時には、まだ会話もできない娘を相手に「食べなさい!!」と
怒鳴り散らすことも何度もありました。

褒めてみたり、歌を歌ってみたり、気に入ったキャラクターの
食器にしてみたり、可愛いエプロンを着せてみたり、
いろいろやってみましたが、
あまり効果があがりませんでした。
そんな時、偶然こんな記事を読みました。

…………
日本では、教育の3本柱として知育・徳育・体育とよく言われてますが、
ヨーロッパでは、こどもがまだ小さいうちから、幼児教育の1つとして、
食育」に重点をおいているそうです。

食の大切さ、楽しさ、尊さ、マナーなどを日々の暮らしのなかで
教えていきます。

ヨーロッパのある国では、幼稚園や保育園には園児用のキッチンがあって、
こどもたちが簡単な料理をつくっているそうです。

本物の包丁も使いますし、野菜も自分で洗います。
自分で洗い、包丁を使って切った野菜は喜んで食べるそうです。

自宅でも、おかあさんが子供といっしょに料理をつくって、
なんでも食べる子供に育てていくという事は、ヨーロッパの
どの家庭でも自然に行っている事だそうです。

自分で洗った野菜、自分で切った野菜を、子供は興味をもって
食べるものなのだそうです。
なるほど!ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
…………

本当だろうか?まだ2歳になったばかりの娘にお料理なんてできるんだろうか?怪我をしたらどうしよう?

以前、主人の実家でストーブを触り両手をやけどさせてしまい、
後悔で夜も眠れない日々を過ごしたことを思い出しました…。

でも、、、最近いろんなことに興味を持ってきたし、赤ちゃんのころから、
買ってきたおもちゃより、キッチンからおたまやボールを出してきては
遊んでいるほうが楽しそうだった。。。

毎日夕方になるとテレビを見せている間に晩御飯を作っているけれど、
時間がかかっても一緒にできることがあれば、きっと楽しいかも!
そんなきっかけで我が家の食育は始まりました。
   



























 
































































































































































































おままごとセットで試してみる

おもちゃのまな板、包丁、マジックテープでくっつけてある
野菜や魚を切らせてみる。

なべに入れコンロに置き、塩や砂糖を入れるまねをしてみる。

お皿に盛り付け、食べるふり、、、
おままごとはそれなりに興味を示していました。

が、他のおもちゃと同じくすぐに飽きてしまいました。
キッチンへの出入りを解禁

我が家のキッチンは独立型で、包丁や熱い鍋など触ったら大変と、
はいはいを始めた頃に、キッチンの位置口にベビーゲートを付けて、
キッチンの中には入れないようにしていました。

でも、時々おんぶをしたまま料理しているときは上から
お鍋の中を見たりするのが大好きだったのを思い出し、
ベビーゲートは揚げ物をしている時など
「今だけはだめ!」という時以外は入ってもいいことにしました。
脚立を置いて上から料理を見れるように

歩くようになっても身長は80cmそこそこの子供にとって、
キッチンに入ってきても下から見上げるだけでは
料理をしているところが何にも見えない。

でも、抱っこしながらではさすがに重い…。
効率も悪い。
そこで3段の脚立を置き、自分で登らせ自由に
お料理をしているところを見せることにしました。
おしゃべり料理

いつもはだまって料理をするのは、当たり前だけど、
娘がキッチンに入ってきたり、脚立に登ってきたら、

「今ね、大根切ってるんだよ。」
「お肉焼いてるんだよ。」
「お醤油入れるよ〜。」
「これがママの包丁、危ないからね。」など
独り言のように話しながらお料理をしました。
これなあに?と聞いてきたらチャンス

脚立の上から見える景色は今まで見たことがない
不思議な世界だったようです。

ポットを指差しこれなあに?
洗い物をするスポンジを見てもこれなあに?
圧力鍋のシュッシュという音にも興味津々。
やった!飛びついてきた!と思った瞬間でした。
調理器具売り場で

そろそろ、自分でやらせてみるか!と思い始めていたころ、
ネットで子供用の調理器具がいろいろあることを調べました。

いつも行くショッピングセンターには、たくさんの調理器具が
そろっていて、子供用の包丁も、初級、中級、上級と3種類もありました。

まずは初級用の包丁を見せて、
「ねえねえ、○○ちゃん、最近よくママのお台所で
お料理するところ見てるけど、○○ちゃんもやってみる?」

「○○ちゃんが使えそうなかわいいコアラさんの絵のついた
包丁があるんだけど、これでママのお手伝いしてくれる?」

返事を待つまでもなく、話しかけている途中から目をキラキラさせています。
20cm四角の小さなまな板もセットで買いました。
お料理デビュー

さっそく、大好きなしまじろうのエプロンをつけ、
上から見ているだけの脚立は卒業し、30cmほどの踏み台に登り、
ゆでてしぼっておいたほうれん草を切らせてみました。

包丁は危ないので、絶対一人では使わないこと、
そしてママの包丁はとってもよく切れるから絶対に触ってはいけない
ことを言い聞かせてスタート。

初めは怖がっていましたが、ほうれん草が切れていくのは
衝撃的な出来事のようで、興奮していました。
毎日来るように

毎日夕方になると「おーてーつーだーいー」と叫びながら
キッチンにやってくるようになりました。

正直毎日来られても、やらせる仕事がないときも、
急いでいるときはちょっとうっとうしいときもありました…。

でも、せっかくここまできたのだから、作りたい料理や
食べたい料理ではなく、娘の仕事を作るためのメニューを
考える毎日になりました。

時間も一人でやるよりはるかにかかるので夕食作りは
早いときは3時頃からスタートします。
自分でどんどん動けるように

まるで新人アルバイトの子が仕事を覚えて
どんどん「使えるバイト」になるように、娘も
「ほうれん草の胡麻和えするよ。」と言うと、
すり鉢とすりこぎを出してきて、胡麻のビンを渡すと、適量入れ、
ごりごりとすり始めます。

「お砂糖!」
「お醤油!」

と出して欲しいものを言っては自分ですり鉢の中にどんどん入れていき、
しっかり味見もしながらまたごりごりとすっています。

ゆでてしぼったほうれん草をまな板の上に置くと、
「○○ちゃんの包丁出して!」と言い、
私が手を添えてざくざくと切っていきます。

もうその頃には満面の笑み。

適当な長さに切ったほうれん草を絞ってすり鉢の中に入れていきます。
ここは私としても水分をしっかり切りたいので
手伝う(私の方が)ようにしています。

最後の仕上げは砂場で遊んでいるかのように、
両手ですった胡麻とほうれん草をあえていきます。
とても2歳半の仕事とは思えません。

見れば、口のなかには味見と言うには多すぎる量が入って
しゃべれないほどにもぐもぐしています。
本当の作り方ではないけれど

ほうれん草の胡麻和えのように初めから全部作れる料理は
なかなかありません。
でも、お鍋に調味料を入れて味付けするのは大好き。

本当は、いろいろな材料を煮てから味付けしたいときも多いのですが、
お鍋が熱くなってから調味料を入れさせるのはやけどの心配があるので、
火にかける前に、全部の調味料やだしを入れさせます。

もっと大きくなったら、ママの作り方を教えてあげるからね。
と思いながら。
食欲にも効果抜群

自分で料理をさせることは記事にあった通りの効果がありました。
自分で洗って、包丁を使って切った野菜は喜んで食べるようになりました。

調味料を入れただけでも、これは自分が作ったおかずという意識が強く、
ちょっと、今日は食欲なさそうだな…と思う日でも、

「これ○○ちゃんが切ってくれた白菜はおいしそうね。」とか
「この肉じゃがすっごくおいしくできてるね。」
「また作ってくれる?」と言いながら口に運ぶと喜んで食べるようになりました。

今まで娘の知らないところで、料理を作っては食べさせて、
食べてくれないストレスに悩んでいたけど、食べることや
どうやってできているかに興味がなかっただけだったんだと
分かった瞬間でした。
胡麻和え以外にできること

卵を割る
調味料を入れる
レタスやこんにゃくをちぎる
お米をとぐ
合わせ調味料を作る
ハンバーグや餃子のネタをこねる
メニューを見てお箸やスプーンを出す
食器洗い機から食器棚にお皿などを片付ける

これからも我が家流で

食事の栄養価を考え、食事時間を守り、きちんとしたマナーで
というのが本当の食育なのかもしれません。

でも、私と娘で実践して分かったこと。

それは、怪我をさせることを恐れず、まずはやらせて見ること。

自分で作った料理が一番おいしいし、食事の時間を楽しくして
くれるということでした。

私自身、どんな料理なら娘に作らせられるだろうか?
こんなメニューはどうかな?

ということを考えながら買い物をすることはとても楽しい時間になったし、
娘もどんどんできる料理が増えることは自分の自信にもなるし、
たくさん食べられたときは充実した満足感を味わっているようでした。

どんな知育玩具を使った教育よりすばらしい子育てだと思います。

もし、お子さんが食べてくれなくて困っている…。

専業主婦と幼稚園に行く前の子供の有り余る時間を
もてあましているママがいらしたら是非お試ししてください。
私たち親子のように楽しく充実した毎日が送っていただけることを
願っています。

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